武藤さんの天然えび工場見学の巻

2016.09.05 Monday

0

    JUGEMテーマ:ネットで話題のもの

    大阪府茨木市のパプアニューギニア海産の工場を見学させていただきました。工場は大阪府茨木市宮島にある加工食品卸市場の一角にあります。工場長の武藤さんにお忙しい中工場の案内をして頂きました。彼とは親しくさせて頂いていますので、ざっくばらんに何でも話してくださり、面白い話もたくさん聞くことが出来ました。

     

    【(株)パプアニューギニア海産のご紹介】

     まず初めに(株)パプアニューギニア海産のご紹介から。パプアニューギニアの船上凍結・天然えび一筋30年の会社です。パプアニューギニア(以下、PNG)の大海原で生き抜いた、たくましい天然えびはプリップリの食感で風味が格別です。個人的にもここのえびの大ファンなので、ずっと見学に行きたかったので念願叶いました。

     天然えびを船上で凍結するので鮮度が抜群。鮮度が落ちてくると、えびは殻が黒くなってしまいます。そのため、一般の流通では天然えびでさえ黒変防止剤などの薬を使うようですが、ここではとにかく鮮度重視で作業を行い、殻が黒くなる前にPNGの船上で急速凍結しますので、薬品などは一切使用しません。だから香りも抜群です。工場で使用する原料は実にシンプルです。天然海老[PNG産、船凍品・無薬品・無添加]、小麦粉[石川県産(金沢大地)ND]、パン粉[岩手産小麦使用(桜井食品)ND]、水[徳島県山の湧水(きとうむら)]、じゃがいも・玉ねぎ[国産(オルター)]これだけです。また工場内の清掃は全て無添加石けんを使用し放射能測定も定期的に行っているという、こだわりぶり。(NDと書いてあるのは放射能検査(1ベクレル)で不検出という意味です)。食味と鮮度の良さから、レストランや自然食品店、消費者団体でも、この天然えびは好評だそうです。

     元々会社は宮城県石巻市に有りましたが、2011年の東日本大震災により宮城県石巻市の工場が全壊しました。現在大阪の地で工場を再スタートして頑張っておられます。


    【注目されるフリースケジュール】

     震災以降、武藤工場長が一番力を入れた事は「誰もが気持ちよく働ける会社」にすること。工場の作業の主力は、子育て中のパートさん。ほとんどが手作業ですので、一番問題となるのは人間関係だそうです。石巻市の頃には人間関係が嫌になり泣きながら辞めていく方もいたとか。大阪に移って彼が真っ先に取り組んだのがフリースケジュールという働き方。「好きな日に連絡なしで出勤・欠勤できる」というもの。子育て中は子どもが急に熱を出したり、ケガをしたりするもの。全員が同じ条件だと休む時も休みやすいですね。他にも面白い取り組みが有ります。例えば、「パートの時給が全員同じ」「パートリーダーを作らない」今年から導入したのが「嫌いな作業はしなくてもいい」というルール試しに全員に好きな作業、嫌いな作業を聞いてみたら、見事に好き嫌いが分かれ、全員が嫌いな作業は無かったんだとか。案外そういうものかもしれませんね。他にも体調と帰りたい時間を書くホワイトボードが有り、全員が情報を共有することで余計な詮索や争いを未然に防ぐ役割を果たしています。

    この働き方を、武藤さんが朝日新聞に投書したところ、ものすごい反響で取材の要望がひっきりなしに入っているらしいです。どなたでも予約すれば見学はさせてもらえるようです。

     

    【工場のお向かいはオーガニックショップ】

     工場のお向かいのお店はオーガニックショップ「TAYUCOCO(たゆここ)」。武藤さんが店長を兼任されています。店名の由来は「自分の子ども達に食べてもらいたい食品を販売したい」という想いから子ども達の名前の頭文字です。
    そして沢山の繋がりからこだわりの商品を揃えておられますので、「たゆまぬ繋がり今ココに」という意味でもあります。すごくおしゃれなお店でレベルの高い自然食品が置いてありますので、お近くへ行かれたら是非寄ってあげてください。本の貸し出しや子どもの遊ぶスペースも設けてあり彼のやさしさが随所にあふれていました。

     武藤さんの天然えびは「根っこや」でも扱っております。ご希望の方はお声掛けくださいませ。

    ●美味しく食べるコツ満載ブログ&通販 http://pngebi.greenwebs.net/