この世は全てフラクタル(相似形)?

2017.10.28 Saturday

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    10月15日に 「からだ会議」というイベントがグランキューブ大阪でありました。統合医療を実践されているお医者さんや治療家、薬剤師の先生方の貴重なお話が聞けました。統合医療とは何かと申しますと、西洋医学に代表される「対症療法」と東洋医学などに代表される「原因療法」をうまく組み合わせて治療を行おうという医療のことです。今まで医療というと「対症療法」を中心とした近代西洋医学を根本としてきました。しかし昨今、国際的な医療は、単に病だけではなく、人間の心身全体を診る「原因療法」を中心とした伝統医学や相補・代替医療も必要であるという考え方に急速に移行しています。

     様々な面白いお話を聞く事が出来たのですが、その中でも印象に残ったタッキー先生こと、滝村桂子先生のお話について書いてみたいと思います。まずはタッキー先生のプロフィールから。

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    1957年生まれ、兵庫県出身。通称「タッキー先生」。神戸女子薬科大学薬学部薬学科卒業。
    薬剤師、からだの通訳者、天城流湯治法師範。

    20年間で約18万件のカウンセリングをした薬剤師時代に「同じからだの症状の人には、同じ口グセがある」ということに気づき、こころとからだの結びつきについても東洋医学、生理学、心理学を学び始める。それらの経験をもとに、からだの部位それぞれからの声を伝える「からだの通訳者」として活躍中。ドラッグストア薬剤師時代には、商業界同友が選ぶ全国の「販売の達人150人」に選出される経歴を持つ。

    http://tackeysensei.com/

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     プロフィールにもあるように元々はドラッグストアで薬剤師として働いていた滝村さんなんですが、「お天気の状態で同じ症状の方が続く」「同じからだの症状の人には、同じ口グセがある」と気づきます。代表的なものでは、めまいやひざの痛みのお客さんが増えると梅雨が近いなと感じたり、夏場のクーラーでの冷えが尾を引いて、下痢が続く風邪の症状が増えると冬本番だなと感じたり・・・。それから、気温が下がると肩がこる方が急に増えたりするようです。

     例えば腰痛持ちのかたは、いつもたくさんの仕事を抱えていて、しかも何だかプリプリ怒っているご様子の方が多いんだそうです。口癖は「忙しいのにこんなに腰が痛かったら仕事にならないんだよ」とか「本当にまわりのやつらが出来が悪くて」。

    また、50代の主婦に多い症状では「のどに何か詰まっているような気がする」とか「のどの違和感が続いているが病院ではどこも悪くないと言われた」というもの。彼女らの共通項は普段自分の名前で呼ばれていないことだったそうです。○○さんの奥さん、○○ちゃんのお母さん、○○さんちのお嫁さんという風に。そして家事や育児にすごく頑張っておられるのに自信を無くしておられる方が多いそうです。

     この「腰痛」と「のどの違和感」を持っている人たちはどこに原因があるのでしょうか?誰に言われたわけでもなく、自らたくさんの責任を負い、いっぽうは怒りまみれになり、もういっぽうは自己否定に陥っています。多くの事例から彼女が感じた事は、病気の原因の多くはストレスであり、ストレスの大半は環境や人間関係が原因で起こるということです。

     便秘の薬をもらいに来る人の口癖は「また今度そうするわ」なんだそうです。市販の西洋薬の多くは腸を冷やしてうんちを出すものが多いので「腸を温めてうんちを出す漢方薬がありますよ」とすすめても「また今度それにするわ」とおっしゃるんだそうで、物事を後回しにせざるを得ない状況だったり、タイミングを逃しがちな方だったりするんですね。反対に消化が悪い人は、身の回りで起きている現実も消化不良…といった具合。

     この様な経験からからだの症状は、現在のこころはもとより、自分の身の回りの家族や、社会、その他、環境の中で起こっていることと常に「リンクしている=フラクタル(自己相似形)を作っている」ことに気づかれたのです。この「からだの症状」=「こころの症状」ということを読み解いていく中で、症状は「それは違うんじゃないの?」という「からだからのメッセージ」だと気づき、この感覚が「生きる」ための原動力になると確信されました。病気とは正に人生の「気づきの種」なんですね。

     

     自然界とからだもつながっていると彼女は言います。例えば・・・・

    ●海:大陸=7:3で人間の体液:臓器=7:3

    ●海洋のミネラル成分=羊水・体液のミネラル成分

    ●月の公転周期=生理周期・皮膚のターンオーバーの周期

     

    海の満ち引きは1分間に18回

    =2倍して36は 人間の体温

    =さらに2倍して72は 平常時の心臓の脈拍数

    =さらに2倍して144は 平常の血圧の範囲内

    =さらに2倍して288は 赤ん坊がお母さんの胎内にいる日数

    なかなか面白いでしょ?人間と海はどこか繋がっていて、月の影響を受けているのかもしれませんね。

    JUGEMテーマ:健康