富山まで自然栽培の講演を聞きに行ってきました

2018.03.03 Saturday

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    JUGEMテーマ:健康

    2/10に富山県小矢部市で行われた「気づいた人は農に向かう」というイベントに、大阪から日帰りで参加してきました。北陸で大雪が2〜3日前に降った時だったので、何とか無事にたどり着けてほっとしました。講演者は、JAはくいの粟木政明さんと元祖スーパー公務員、高野誠鮮さん。JAはくいの粟木政明さんのお話は、“肥料を売ってる農協が肥料を使わない農業を推進している理由”。JAというと農薬や化学肥料を売っているイメージですが、JAはくいでは、肥料も農薬も一切使わない「自然栽培」を推進。現代農業では、海外から石油を原料とした農薬や化学肥料、エネルギーが田舎に流れ結局儲かるのは農家ではなく、多国籍企業。種子法廃止で種子さえも多国籍企業に支配されようとしています。

     

    高野誠鮮さんの経歴は、実にユニーク。元祖スーパー公務員として有名ですが(現在は退職)、日蓮宗のお寺「本證山妙法寺」第41代住職でもあるのです。東京都内で構成作家として活躍後、28歳の時にUターンし、臨時職員として市役所で働き始めました。ユニークな発想と抜群の行動力で、神子原(みこはら)米のブランド化やUFOによる町おこしなどで、限界集落からの脱却を見事に果たします。他にも実現困難とみられたプロジェクトを次々と形にし続けた方で、「成功するまでは失敗し続けるしかない」と粘り強く取り組む大切さを説いておられました。

     神子原(みこはら)米のブランド化の話は面白かったです。「とにかく有名な人に食べてもらおう」と天皇・皇后両陛下に神子原米を献上しようと宮内庁関係者にアプローチ。ところが事情が許さず断念。すかさず次善策として米国大使館とローマ法王庁に接触し、法王庁大使の了解を取り付け、最終的に見事ローマ法王へ献上することに成功しました。このブランド化の成功を弾みに農家体験を売りにした大学生の呼び込みや、女性だけで設計した農家経営の直売所開設も手がけて成功されます。

     

    日本人だけが知らない話。ヨーロッパでは、日本に渡航する人向けのパンフレットに、こう書かれているといいます。「日本へ旅行する皆さんへ。日本は農薬の使用量が極めて多いので、旅行した際にはできるだけ野菜を食べないようにしてください。あなたの健康を害するおそれがあります」。日本は中国、韓国に並んで農薬使用量世界トップ3(耕地面積当たり)です。そして、量だけでなく、日本で使用されている農薬自体も問題。 2013年以降、EU全域で全面使用禁止され、その後、韓国、アメリカやカナダの各州で次々に規制され、毒性がとても高く禁止されたネオニコチノイド系農薬も日本では野放し状態です。国産だから安心は昔の話?

     肥料の多投も問題です。化学肥料はもちろん、有機肥料であってもたくさん使うと野菜が苦く、渋くなり、硝酸イオンの濃度が高くなります。人の体内に吸収され「亜硝酸イオン」は肉や魚等のたんぱく質にある「アミン」と合体すると「ニトロソアミン」になり、強力な発ガン性を有する危険な物質が体内に合成されます。

    はくい市の自然栽培のキーマンはもちろんこの人、「奇跡のりんご」の木村秋則さん。木村秋則さんが11年間もかかって、自然栽培を体系化したデータをもとにJAが自然栽培塾を開いています。木村さん曰く「これをモデルに作って下さい。私、特許ないから」。木村さん、なんていい人なんでしょう。

     高野さんが危惧されていたのは、自然栽培の仲間が木村式、○○式といって、それぞれが自己主張してしまっていること。やり方の違いを認め合って、みんな「ジャポニック」でいいじゃないかとおっしゃっていました。昨年からJAはくいでは、自然栽培を海外に輸出しようということで、アメリカに売り込みをかけています。海外では、自然栽培はオーガニックより、高い評価をされるそうです。

    高野さんが、限界集落に大学生を呼び込む方法がユニークで、「お酒の強い女子大生」に限定して募集したそうです。農家のお父さんも喜んでこれが大成功。高野さん曰く、「相手から何かを引き出すには、相手の喜ぶことをしなければ。」時々自分の価値観を無理やり押し付ける人がいらしゃいますが、これは却って逆効果ですね。

     写真は自然栽培の農家さん達。会いたかった農家さんにも会えました。印象に残ったのは、農家の皆さんがとにかく明るいこと、そして前向きな事。会場は、自然栽培農家を志す若者で熱気ムンムンでした。北は北海道から、南は沖縄まで300人が集まったイベントですが、感じた事は要は「動けば変わる」ってこと。行動あるのみ、なのですね。

     

     

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