お米は実は生鮮食品なんです

2016.02.12 Friday

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    実はお米は人間と同じで生きています。時間がたつと酸化してしまいます。特に、精米したお米は玄米より酸化が早く、精米してからおよそ2週間を過ぎると、味が少しずつ落ちてくるといわれています。鮮度を大切にするためにも、おいしく食べることができる期間を下記のようにご参考までにご案内させていただきます。夏場は、少しずつ購入し、冷蔵庫で保管するのが美味しく食べるポイントです。

    ●4月〜5月頃まで
    約1ヶ月くらい。 (気温が少しづつ上昇してくる頃です。食味の低下が早くなってきます。)
    ●6月
    約20日〜25日くらい
    ●7月〜9月上旬頃まで
    約15日くらい
    ●9月中旬〜3月頃まで
    約2ヶ月くらい

    ★お米の最適保管環境は温度15℃、湿度75%
     意外に最適湿度が高いのに驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は過乾燥もお米の味を落とす原因のひとつです。お米の水分含有量は15%前後。お米は呼吸していますから、過乾燥な環境にあればお米も過乾燥になって味も落ちてきます。低温の中で、75%前後の湿度があれば、この含有水分の均衡が取れるようなんです。
    そんなわけで、温度と湿度にちょっとだけ気を配れば、虫とご対面することなく、1年中美味しいお米を食べることができるんです!間違っても水道下の収納庫などには絶対入れないで下さいね。
     
     ★米虫もいろいろ
     米虫が、発生しやすいのは、6月の梅雨時期から、残暑の9月末頃までです。米虫は高温多湿を非常に好みます。
    この時期でなくてもそんな状況があれば、虫は出てくるものだと思っていて間違いありません。 
     ちなみに米虫は18度を超えると活動をし始め、22度を超えると卵が孵化し始め、繁殖すると言われています。ですから18度以下であれば、まず虫がわく心配はありません。

     さてコメ虫とひとくちに言っても、その種類はいろいろですが、よく皆さんをお騒がせするのは、「コクゾウ虫」と「コクガ」と呼ばれるノシメマダラメイガという虫です。「コクゾウ虫」は体長3mm程度、カブトムシを超ミニチュアにしたようなヤツです。生息期間は7ヶ月程度で、その間に約380個もの卵を産みつけます。ですからコイツが出始めると、あっという間にワラワラと増えてこざかしい軍団になります。
     一方、「コクガ」は体長1cm程度の小さな蛾ですが、良く見かけるのは、幼虫の方です。幼虫は、体長1cm程度のイモムシみたいなヤツです。糸を吐き米や米くずを綴り合わせて繭を作り、サナギから成虫になります。コイツも1匹の成虫が200個の卵を産みつけるから繁殖力抜群の厄介な虫です。この他にも数種類、お米に湧く虫がいます。
     
     ★もっと怖いのは米虫の湧かないお米 
     さてそんなコメ虫たちよりもっと怖いのが、虫さえも湧かないお米です・・・。平成5年の不作の年に海外からお米が緊急輸入されました。
     この年、日本子孫基金が輸入米の残留農薬問題をテレビニュースなどのマスコミを通じて発表しましたが、日本子孫基金の実験によれば、輸入米それぞれに50匹のコクゾウ虫を入れ、1週間放置すると、アメリカ米で17匹、タイ米で36匹、オーストラリア米では何と50匹すべてが死んでしまったそうです。これは船積みの時に施すポストハーベスト農薬が最も大きな要因だそうです。どちらを選ぶかはあなた次第?